デイトナ675でキャンプツーリング?!


Q)デイトナ675でキャンプツーリングに行けるの?

 

A)もちろん、行けますよ!

 

キャンプツーリングは大好きなバイクで行きたいのものです。

 

気になるのは「積載量」と「運動性能」のことでしょうか・・・

 

近年のスーパースポーツと呼ばれるカテゴリーのマシン達は、リアシートがとても小さくできています。

タンデムシートとステップは付いていますが、シートカウルのスタイル重視で小物入れも無く、荷物はほとんど載りませんね。

 

シートバックをちょこんと載っけるくらいでしょうか。

 

走るステージもワインディングがメインになるので、自ずと荷物も必要最小限になります。

 

では、デイトナ675はどうか?

 

こんな見た目ですが、「積載量」は全く問題ありません!

 

何故ならトライアンフは純正の専用サイドバックがあるからです。

 

さすが英国のトライアンフ社!

スーパースポーツとはいえサイドバックを装着して走らせることを想定していたんですね。

 

しかも当時のトレンドだったセンターアップマフラーの恩恵で、サイドバックは両側に装着が可能です。

 

 

両側にサイドバックを装着すると、タンデムシートの座面とほぼツライチにすることができます。

表面積がアップしたところにシートバックを装着すると、ツアラーバイクと同等の積載量を確保することができます。

 

その容量は、

①サイドバック(純正):50リットル(片方25リットル×2)

②シートバック(ラフ&ロード):36リットル、さらにシートサイドバックを拡張すると最大60リットル

 

合計すると、何と最大で110リットル!

 

これだけの容量があれば、テントにタープ、ミニテーブルにミニチェアー、ガスランタンにガスバーナー、ボンベにコッヘル、着替え、キャンプに必要な道具すべてを収納することができます。

 


 

もう一つの「運動性能」はどうか?

 

公道では問題ありません!

 

見た目はツアラーになりましたが、思っていた以上に軽快な走りができます。

 

その理由はバックの固定方法にあると思います。

ブレーキングをしてもバックが前にズレてくることがありません。

これはとても重要なことです。

 

ベルトやバンドを固定するには、フレームやタンデムステップなどを利用して引っ掛けることになりますが、なかなかベストポジションにはきません。

 

 あるあるの話ですが、加速・減速を繰り返すうちに、荷物は前にズレ始めてきます。

後ろ側のバンドを強く締めようとすると、引っ張り過ぎて一番後ろに位置するフェンダーやナンバープレートのフレーム,ウインカーの根本がだんだんと怪しくなってきます。

 

何ともならないので、ブレーキングで荷物が前にズレてきたときは、自分のお尻でグイグイと押し返すことになります。

そうすると、だんだんブレーキングにも集中できなくなり、ライディングポジションもおかしくなってきます。


デイトナ675のサイドバックは純正の専用品になります。

 

タンデムシートにアタッチメントを取付けてバックルでサイドバックをぶら下げるので、前後に動くことはありません。左右の振れを防ぐためにバックの振れ止めを使えば、ピタッとシートカウルに留まります。その上に載せたシートバックは、固定したサイドバックと連結させるため、ガッチリと装着することができます。

 

加速に減速、コーナリングの左右のGが掛かってもガッチリと固定されているので、いつも通りのライディングポジションで走ることができます。

 

重みのある荷物はサイドバックへ、軽めの荷物はシートバックに詰め込めば、前後左右均等な重量配分でさらにバランスが良くなります。


 

走行や振動によりバンドやベルトが緩むことがあるので、休憩時にバンドやベルトの張りには常に注意を払い、バックが車体に確実に固定されているか必ず確認する必要があります。

 

ラストにもうひとつ、エンジンパワー的にはどうか?

 

3気筒のトリプルエンジンはトルクがたっぷりありますから、これも問題ありませんね!

 


 

キャンプ場に到着したら、フラットな場所を見つけて、テントとタープの設営に取り掛かります。

 

サイドバックのバックルを解除すれば、簡単に取り外すことができます。

ガッチリ固定の割には、取り外し&取り付けは楽ちんです。

 

お風呂と買出しに出掛けるために、シートバックは再びタンデムシートに戻します。

 

サイドバックを外した状態で、ワインディングを駆け抜けたときに、あっ!身軽になった!軽量化されたと感じます。

 

シートバックの容量は36~60リットルあるので、お風呂セットはもちろんのこと、

お風呂上がりのビールにつまみ、食材をごっそりと仕入れることができます。

 

創意工夫でサイドバック,シートバック,タンクバック、色々なギアを組み合わせることができます。

 

キャンプツーリングは大好きなバイクで行きましょう!

 


続きのキャンプ場の話しは・・・


阿蘇山・大観峰・久住山、多くのライダーが訪れる本当に絶景のエリアです!

 


■ラク旅で九州に行く方法は?


■寄り道したいところ


旅のはじまりはモーターサイクル。

 

自由への扉をひらこう。